立ち技打撃格闘技イベント「RISE」女子ミニフライ級王者の〝戦うジャニオタ〟こと寺山日葵(21)が15日に都内で会見し、引退を表明した。

 寺山は2016年5月に15歳でプロデビューしC―CHANに勝利。2019年にはRISE QUEENミニフライ級王座決定トーナメントを制しベルトを奪取した。昨年9月には小林愛三に判定勝ちで20勝目(2敗1KO)を挙げたが、この一戦がラストマッチとなった。

 引退の理由は左右の股関節唇損傷。寺山によると一昨年から右股関節に違和感があったが、小林戦前から痛みが出始めたという。今年1月に手術を受けて成功したもののリハビリに約1年かかる上、左股関節にも同様の症状が見つかり、こちらの手術も受けると復帰まで2年を要するとされたため、引退を決断した。

 寺山は「9月の試合後、この後の目標を問われた時に言葉が出なかったというのもあって、この気持ちで続けるのは違うなと。思うように練習できないもどかしさもある中で先頭に立つのは違うし、モヤモヤしながらベルトを持つより引退して譲った方が女子格闘技が盛り上がると思いました」と説明した。

 幼少期から練習を共にしている〝キック界の神童〟那須川天心にも報告したと言い「いいんじゃない? お前は時代を作る人間ではないけど、置かれた場所で輝ける人間だから。いつでも連絡してきてよ」との言葉を受けたとのこと。またRIZINにも出場している弟の寺山遼冴には「『えー、なんでー、やめちゃうのー』って言ってました。ああみえて極度のシスコンなので(笑い)。これからはバックアップして支えてあげたいです」と明かした。

 心残りを問われ「嵐に会えなかったことです」と即答しジャニオタっぷりを最後まで忘れなかった寺山。「復帰を心待ちにしてくださっていた方には申し訳ありません」としつつ、今後も格闘技界へ貢献したいと意欲を見せていた。