フィギュアスケートの五輪2連覇・羽生結弦(27=ANA)が東日本大震災で味わった経験を伝える「羽生結弦展」が11日、長崎・佐世保市の「佐世保市博物館島瀬美術センター」で初日を迎えた。開催は27日まで、入場は無料。
同展は「共に、前へ 東日本大震災 あの日、そして今」と題され、昨年12月の東京会場(渋谷区)や地元の仙台(宮城)など全国を巡り、この日から長崎会場で開催。初日は約400人の来場者が詰めかけ、公式記念品や防災グッズなどが販売された。
実は長崎・佐世保市で開催されたことには深い理由がある。会場の同センター関係者によると「羽生選手サイドから、震災の経験が少ない地方でも開催したい意向がありました」という。長崎県は地震が少ないことで知られる。だからこそ、市民に防災の意識を持ってほしい――。そんな羽生サイドの願いが隠されていた。
ちなみに、同展の主催者のネーミングは「ノッテステラータ・プロジェクト実行委員会」。羽生が16―17年シーズンから2季にわたってエキシビジョンで使用した曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」から名付けられている。あの震災の日々、16歳の羽生は避難所から夜空を見上げ〝星降る夜〟に一筋の希望を見いだした。「真っ暗だからこそ見える光がある」。そんなメッセージが展覧会に込められている。












