“ミスター200%”安生洋二(47)の引退試合が19日、東京・後楽園ホールで行われ、安生はUWFインター時代の盟友・高山善廣、山本健一(現・喧一)と名ユニット「ゴールデンカップス」を再結成し、鈴木みのる、船木誠勝、菊田早苗組と対戦。何と1日3敗を喫して見事に散った安生には、UWF時代に同じ釜の飯を食った藤原喜明組長(65)とGHCヘビー級王者の鈴木みのる(46)が惜別エールを送った。
第2次UWF時代に安生をコーチした藤原組長は「あいつは子供のころニュージーランドに行ってて、英語がうまかった。あと、ちゃんこの時間にマジックでヒゲを描かれて『藤原にそっくりだ!』ってみんなにイジられてたな」と当時の思い出を語った。
さらには「初めからいいものを持ってたよね。スパー(リング)をやっても、半年ぐらいすれば分かるんですよ。強くなるかどうか。才能があったよ。だから、総合とかでも頑張れたんじゃねえか」とその実力を評価。引退については「第2の人生は早いほうがいい。引退し損ねるといつまでもやることになるからな」と自虐を交えながら200%男をねぎらった。
また、同じく第2次UWFで苦楽をともにしたみのるは「新生UWFで合宿所で隣部屋になってからの付き合いか…。20~21歳の時はいつも戦っちゃあ引き分けでね。団体が3つに分かれて、次に会ったときは(アン・ジョー)司令長官になってたけど」と苦笑を浮かべつつ「あのころの経験がちょ~っとだけ今につながってる部分はあるよ」と若手時代を振り返った。
当時のUWFは格闘王・前田日明氏の全盛期であり、高田延彦氏や山崎一夫氏がシノギを削っていた時代。みのるは「刺激は受けたよ。だって、肉食獣だらけのオリに放り込まれたようなもんだもん。たくましくなるさ」と当時を懐かしみ、安生の第2の人生にエールを送った。
ラストマッチでは高山、山本との「ゴールデンカップス」が一夜限りの復活。船木、みのる、菊田の「パンクラス軍」と時間無制限3本勝負を行ったが、安生がまさかの2連敗を喫する。「ジャンプアップチャンス! 次取れば3本分だ!!」と泣きの延長を要求した200%男だったが、3本目も性悪男のゴッチ式杭打ちでごう沈した。
「もう何にも残ってねえ! 0%だよ」と宣言すると「プロレス黄金期に戻ったような熱気でありがたかった。また、お会いしましょう…(転身する)焼き鳥屋として!」と会場を沸かせ、万雷の安生コールを浴びていた。UインターからPRIDE、ハッスルまで様々な団体を渡り歩いた“名脇役”は、あまりに「らしい」散り方でリングを去った。












