猛虎打線がW左腕を救った。阪神は、10日の広島戦(マツダ)に5―3で逆転勝ちで、3カード連続のスイープに成功。破竹の11連勝で、2位とのゲーム差を今季最大の9・5まで広げた。
先発したドラフト1位ルーキー・伊原陵人投手(24)は、5回まで得点圏に走者を進ませない快投。ここまで3試合に先発し3勝を挙げていた〝鯉キラー〟ぶりを発揮した。
しかし、1―0の6回に大盛の左前打、2つの四球で二死満塁のピンチを背負うと、藤川球児監督(44)は交代を決断。ルーキー左腕は、試合後「ランナーを出しても5回まではテンポよく投げることができました。6回の投球を結果から見ると(二死からの)小園選手への四球が痛かったです。ああいった場面を粘り切る投球ができるような力をつけていきたいです」と振り返った。
1点差を守り切りたいところで、指揮官は桐敷拓馬投手(26)をマウンドに送り込んだ。しかし、坂倉へ投じた2球目の変化球が左手付近をかすめ、押し出し死球で同点。続く秋山にも逆転の2点中前適時打を浴びて逆転を許した。
それでも、直後の7回に打線が奮起した。糸原の中犠犠飛から流れに乗ると、中野、森下、佐藤輝の適時打も飛び出し、一挙5点。試合は一気にひっくり返り、伊原の黒星も消えた。
一時逆転の適時打を浴びた桐敷は「伊原には申し訳ないことをしたなと思っています」と後輩左腕へ謝罪。次回登板に向けて「(逆転してくれたのは)ほんとうにありがたいですし。投げた球に対して全然悔いはないので、もっと精度を高めてやり返したいです」と言葉に力を込めていた。
虎将は「あそこは桐敷の仕事ですから。桐敷がそこで立ち向かっていかなければならない、大事な1アウトですから。立ち向かっていくことは、野手も投手も一緒ですね」とキッパリ。逃げ腰にならないことの重要さを説きながら、今後の奮起に期待していた。












