イタリア1部レッチェは27日、アタランタ戦でリーグに対する抗議のユニホームで出場した。
24日、クラブは理学療法士として26年間クラブを支えてきたグラツィアーノ・フィオリータ氏が死去したと発表。トレーニングキャンプに帯同していたが、体調を崩し部屋で亡くなったという。クラブは25日に開催予定だったアタランタ戦を延長するようリーグに要請。27日に開催となったのだが、クラブは早期の試合開始に納得がいかなかった。この日、「価値はなく 色もない」とだけ黒字で書かれた白いユニホームで出場。1―1で引き分けた。
クラブは公式Xで「我らがグラツィアーノ・フィオリータ選手の死去から数時間後にアタランタとの試合を再延期するというリーグの決定は、同選手の家族、クラブ、レッチェファンを襲った深い悲しみに対して、ひどく無礼なものであると考えている」と声明を発表した。
「同じようにつらい他のケースでは、より合理的な決断が下された。そこに現れるのは、死のヒエラルキーであり、さらに悪いことに、亡くなった人の職業を考慮したものである。フットボールを知る者にとっての「チーム」とは、スポットライトの当たらないバブルのようなものであり、そこではメディアにあまり取り上げられない人物がリーダーとして、他の選手の模範となることができる。レッチェで26年間働いていたグラツィアーノがそうだった」と、フィオリータ氏がいかに大切な存在であったかを力説。
また「グラツィアーノ・フィオリータは、妻と4人の子どもたちから遠く離れ、チームと一緒にトレーニング中に亡くなった。この試合は今日行われるべきではなかったが、遅らせるための試みはすべて皮肉にも却下された。アンドレア・アボディ・スポーツ担当大臣には、この試合をより適切な日に再編成するために、最後まで努力されたことに感謝する」などと、選手の気持ちを考えずに早期に試合を組んだリーグ側に抗議した。
また「重大な不正に直面したとき、私たちはあからさまなルール違反で対応することはない。私たちは『踏みにじられた価値観の試合』を行うが、私たちを象徴しない匿名の白いジャージを着てそれを行う。色もバッジもロゴもない」と、この日のユニホームの意味を主張。
「グラツィアーノが家に帰り、彼が当然のことながら彼の人々から称えられるようになったら、私たちはジャージを着ることに戻るつもりだ」と続けている。












