レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)3日目(18日、駒沢体育館)、男子フリー97キロ級決勝は、石黒峻士(25=新日本プロレス)が伊藤飛未来(21=日体大)を下して2連覇。世界選手権代表に決まった。

 魂の言葉が石黒を突き動かした。4月のアジア選手権ではまさかの初戦敗退。「落ち込んで、キツいことがあった」と弱気になったこともあった。それでも、新日本の永田裕志監督(54)は「自信を持って強気に前へ」と何度も鼓舞。永田監督の魂を胸に、今大会の石黒は最後まで攻めの姿勢を貫いた。試合後には「周りのサポートしてくれた人たちに感謝したい」と安堵の表情を浮かべた。

 国内で圧巻の強さを見せたが、石黒が見据えるのは世界だ。「日本のレスリングはなかなか重量級で五輪に出られていないので、自分が先頭に立って、日本勢でも出場できるところを見せたい」ときっぱり。永田監督も「パワーアップもしてきた。タックルに入ってもひっくり返す技術がある」と期待を寄せるレスラーが、世界の猛者たちに戦いを挑む。