【テニス】大規模森林火災も全豪オープン強行開催のワケ

2020年01月20日 16時30分

昨年から続くオーストラリアの森林火災では、約1000万ヘクタールが焼失した(ロイター)

【スポーツ情報局】テニス担当記者 オーストラリアで続く大規模森林火災でテニスの4大大会第1戦、全豪オープン(20日開幕、メルボルン)への影響が懸念されていましたが、何とか開催されました。

 デスク 予選では煙霧で呼吸困難になって棄権した選手もいたね。一部の下位選手は中止を訴えないトップ選手を「自分勝手」と批判している。それでも強行開催に踏み切ったのはなぜ?

 記者 16日の“恵みの雨”で煙霧が収まったのは大きいです。ただ、それ以前にオーストラリア協会の強い意向でしょう。1年間の大部分の収益を全豪オープンで確保できるのですから、是が非でも開催しますよ。オーストラリア協会のクレイグ・ティリー最高責任者は「私たちにとって初めての経験。大気の状態を監視しながら専門家の意見も聞いて対応する」と話していましたが、中止はないでしょうね。

 デスク そうなると、女子世界ランキング4位の大坂なおみ(22=日清食品)の大敵は「空気」ってところか?

 記者 いや、その心配はないです。前回覇者の大坂は、ほぼ全試合がインドア(屋根付き)のセンターコートでしょう。火災とは無縁ですし、環境も“無煙”。安心して試合ができますよ。

 デスク トップ選手が声を上げなかったのはそんな理由もあるのかな。

 記者 それもあるでしょうが、トップ選手たちはチャリティーマッチをして一晩で何億円も寄付していますし、やることはやっています。批判される筋合いはないと思いますね。

 デスク 下位選手は批判する前に予選を回避できるランキングに上がれってことか。