【フィギュア】宇野昌磨 後輩・鍵山を見て危機感「時代の流れに置いていかれるんじゃないか」

2021年10月02日 19時30分

宇野昌磨(左)と鍵山優真(東スポWeb)
宇野昌磨(左)と鍵山優真(東スポWeb)

 フィギュアスケートのジャパンオープン(2日、さいたまスーパーアリーナ)が2日に行われ、平昌五輪銀メダル・宇野昌磨(23=トヨタ自動車)がフリープログラム「ボレロ」で181・21点をマーク。男子トップの成績を挙げるとともに、チームを勝利に導いた。

 今季から挑戦するプログラムはループ、サルコー、フリップ、トーループの4回転4種類5本のジャンプが入った高難度の構成。序盤で2つのミスがあったが、驚異のスタミナによって後半に立て直した。

 試合後、4回転ループの再挑戦に踏み切った理由を問われると、考えを巡らせて「ユウマくんが…」とポツリ。21年世界選手権銀メダル・鍵山優真(18=オリエンタルバイオ)の名前を出し、こんな思いを語った。

「優真くんと一緒に練習するようになり、彼がループとルッツを降りていたのを見て、僕もなんか3種類だと時代の流れに置いていかれるんじゃないかなと思いました。彼に僕が尊敬されているからこそ、期待に応えられる選手でいたいなっていう思いも込めて、真剣にループを跳びたいって気持ちで練習しはじめて」

 かねて鍵山は尊敬するスケーターとして宇野の名前を挙げてきた。それに呼応するように、宇野は昨年の全日本選手権で「僕よりうまいなって思うところがたくさんあり過ぎて、僕はもう挑戦される立場じゃないって思って試合に挑んでいた」と語っていた。後輩から受けた刺激と危機感により、再挑戦から約1週間でループの感触をつかんだ。宇野は「本当に気持ちって大きいなと思いました」とかみしめた。

 この日、くしくも鍵山は関東選手権(千葉)で優勝。フリー167・39点、合計261・90点という成績だった。同日Vを飾った両者の戦いは何年先まで続くだろうか。22年北京五輪の大舞台での揃い踏みが今から待ち遠しい。

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