日本オリンピック委員会(JOC)アスリート委員会の委員長で、競泳男子五輪3大会メダリストの松田丈志氏(38)が、選手に対して〝自己主張〟を求めた。
東京五輪・パラリンピックの汚職事件を巡り、東京地検特捜部は14日、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)側に約6900万円の賄賂を渡したとして、贈賄の疑いで出版大手KADOKAWA会長の角川歴彦容疑者(79)を逮捕した。祭典の闇が続々と明らかとなる一方で、多くのアスリートは意見を発することなく沈黙。さらには囲み取材で汚職問題に関する質問が及ぶと、広報担当者が止めに入る競技団体もあったほどだ。
しかし、松田氏は選手が意見を口にしない風潮を疑問視する。14日に開かれたJOCアスリート委員会と各競技団体アスリート委員会との合同会議後に「強くなることも大事だが、自分の競技のことを本当に考えるのであれば、自分たちの競技の背景を理解して、意見するアスリートが増えていかないとダメだと思う」と力説。汚職事件に関して発言する必要性についても「やはり大事だと思います」と訴えた。












