ソフトボール女子日本代表の後藤希友(21=トヨタ自動車)が、1―0で勝利した米国戦(8日、横浜スタジアム)で圧巻の投球を披露した。

 日米対抗戦第3戦に先発し、強力打線を相手に11奪三振をマーク。打線も6回裏に1番・原田のどか(30=太陽誘電)が三塁打でチャンスを演出し、二死から4番・藤田倭(31=ビックカメラ高崎)の三塁ゴロがエラーを誘い、決勝点となった。東京五輪は無観客開催だったものの、この日は12655人が来場。後藤が最後の打者を打ち取った瞬間、観客席からは万雷の拍手が沸き起こった。

 第1戦に続き、7回を投げ切った後藤は「第1試合の反省を生かして今日の試合に臨めた。(第1戦は)立ち上がりがよくなかったので、今日はいい投球ができた」と振り返った上で「あまり後ろは気にせずに、できることを最初から全力でやろうと思っていた。すごくいい形になってよかった。本来であれば五輪でも有観客で行いたかったので、今日はうれしかった。たくさんの応援ありがとうございました」と満面の笑みを浮かべた。

 その一方で、コンディション不良で登板を回避した上野由岐子投手(40=ビックカメラ高崎)の偉大さを改めて実感。「1戦目と3戦目を投げさせてもらって、自分自身でも疲れたと感じたが、上野さんは2連戦も、3連戦も投げていたと考えると、本当にすばらしい方だと思った。まだ自分に足りない場所がある。まだまだ伸びしろがある」と力強く語った。

 まだレジェンドの背中は遠い。それでも、一歩ずつエースへの道を駆け上がっていく。