eスポーツ界でも〝Zマーク騒動〟だ。東ヨーロッパで開かれている「Dota Pro Circuit」に出場したロシア選手が、ウクライナ侵攻を支持する発言をしたとしてチームは失格となった。

 eスポーツ専門メディア「DOT ESPORTS」によると、ロシアに拠点を置くプロチーム「Virtus Pro(VP)」のイワン・〝ピュア〟・モスカレンコは試合が一時停止している間にゲーム内のマップに絵を描いたという。すると、それが明らかに「Z」の形をしており、解説者らが指摘したにもかかわらず数秒間表示され続ける事態となった。最終的にはチームメートが塗りつぶした。

「Z」はロシア軍を意味する文字で、ウクライナ侵攻後に体操のイワン・クリアク(ロシア)がZマークの入ったユニホームを着用するなどスポーツの場面で何度も確認されている。

 その後、VPは公式ツイッターで動画を公開。そこではピュアが「自分が何を描いたか理解したとき、私たちはすぐに隠そうとした。誰かを怒らせるつもりはなかった。全ては偶然だった」と説明した。しかし、相手がウクライナ選手によるチームだったこともあり、意図的な行為だったと思われても仕方ないだろう。

 また、同メディアによると、本人から謝罪がなかったことから周囲は「リップサービスに過ぎない」と疑問視。結局チームは失格となり、今後の大会も出場禁止になったという。

 今回、VPはロシア政府とつながりのある組織のブランド表示やサポートを避けるため「アウトライダーズ」として出場していた。あくまで〝独立性〟をアピールしたかったのかもしれないが、思わぬところで足をすくわれてしまった。