電車で泥酔した女性を狙う痴漢が現れた。先日、警視庁に準強制わいせつなどの容疑で40代の会社員の男が逮捕された。男は5月に中央線のJR荻窪駅のホームで泥酔した20代女性にキスをし、駅前の漫画喫茶に連れ出して服を脱がそうとしたという。女性は途中で気付いて逃げ出した。こうした犯罪を減らすにはどうしたらいいか。
深夜の電車で酔っぱらって寝てしまった女性を狙う痴漢は多い。痴漢犯罪に詳しい関係者は「逮捕された男は『女性が同意したと思った』と話しているといいます。この手の痴漢をする男は女性を連れていく時に『ここで休んでいく?』と聞くことを同意と主張しがちです」と指摘した。
女性が電車内で酔いつぶれないに越したことはないが、ゼロにすることは難しい。となると、周囲が気を付けて痴漢行為ができないような雰囲気づくりも必要になってくる。
男は駅のベンチで女性に水を飲ませるなど介抱を装っていた様子。周囲から見て知人同士に見えた可能性もある。前出の関係者は「変だと思っても都会だとトラブルを恐れて声をかけづらいのかもしれません。そういう空気感を利用した犯罪です」と話した。
それでも明らかにあやしいシチュエーションがあるという。泥酔女性を狙う事情に詳しい50代男性は「深夜の電車内には泥酔女性狙いのやからがいるのですが、共通する動きが、ガラガラの車内で泥酔女性の目の前の座席に座ることです。正面に座ることが『この女性を狙っている』というサインになっています」と明かした。
「それからタイミングを計って正面から隣に移動するのです。はたから見て、そういう動きは明らかに変なのです。ガラガラなのに正面って不自然でしょう。おそらく車掌や駅員もおかしいことに気付いているはずです」(同男性)
声をかけたら撤退する可能性が高いという。「正面に座っている時に『目の前の女性と知り合いですか?』と聞かれたら、すぐに移動しますね。後ろめたいのは重々承知なので、トラブルを避けたいのです」(同)
声かけの強化で痴漢撃退だ。












