宮城県仙台市太白区青山の路上で7日午前8時ごろ、登校中の女子中学生2人が男に刃物で背中を切られる事件が起きた。2人は市内の病院に搬送され1人が重傷、1人は軽傷を負ったが命に別条はない。
県警は殺人未遂容疑で、無職の尾張裕之容疑者(43)を逮捕した。捜査関係者の話では、尾張容疑者は「人を殺そうとしたことは間違いない」と容疑を認め「殺人を犯して刑務所に入るためにやった」と供述しているという。
犯罪心理学者の北芝健氏はこの事件について「人生に絶望して人を殺せば刑務所に入れると短絡した。刑務所に戻りたくて犯行を行うというのは昔からあったんですが最近、その傾向が加速している」と語る。
先月21日にも埼玉県川越市のインターネットカフェで、女性店員を人質にした立てこもり事件を起こした住所・職業不詳の長久保浩二容疑者(42)が逮捕監禁容疑で逮捕されたばかり。長久保容疑者も「自分の人生に嫌気が差した。事件を起こせば刑務所に戻れると思った」と供述している。
2つの事件に共通するのが「犯行動機」「被害者が女性」「年齢が40代」ということだ。北芝氏は「そういう人が街中にいると思うと怖いですし、狙われるのは女性とか弱者ですよ。今回も中学生ですから。ひきょう者です。そういう人が増殖してる」。
刑務所に戻りたいというのは一般的な感覚からすると理解できないが、北芝氏は「日本の刑務所というのは世界でも居心地がいいんですよ。むしろ刑務所を出てからの方が生きづらい」と話す。
40代という点についても「中高年になりかけの人は特に多い。シャバに出てからちゃんとした生活ができないから。一般社会でも40代で転職しづらくなるのと同じで、数字で切られて社会が受け入れてくれない」と北芝氏は指摘している。












