河村たかし名古屋市長(73)が6日、地元テレビ局のイベントに出席。絶口調だった。

 この日行われたのは「メ~テレ60周年 希望の泉 再生プロジェクト」完成記念式典。53年前に寄贈した噴水を修繕したテレビ局に、河村市長が感謝状を渡した。

 コメントを求められた河村市長は最初こそ「(噴水の)青の色がどえりゃーきれいになっとった」と感想を述べたものの、だんだんと脇道に。噴水地区の再開発について、名古屋は娯楽が少ない弱点を上げ「世界の酒が飲める酒飲み解放区。人間最後は楽しまなあかん。ウソに包まれた政治の世界でやっとれん」と、夢とも本音ともつかぬ言葉が飛び出した。

 続いて年間100億円の減税を行ってきた実績を披露。「減税すると税収が減るもんで福祉が悪くなるというのが普通の見方だけど、なにがなにが。数年で戻って、昨年なんか7・5%の税収増。減税すると税収は増えることを証明した日本でただ一つの都市ですけど、誰もほめてくれーせん」。

 昨年8月の「金メダルかじり事件」以来、少し控え目になったかと思われた河村市長だったが、変わらず元気なようだ。