東京都は8日、新型コロナウイルスの新規感染者が8925人だったと発表、3日連続で1万人を下回った。また、1週間前の火曜日と比べても約3000人減少している。国内の8日の新規感染者数も前週の火曜日よりも約1万人少ない。

 とはいえ感染拡大が落ち着いてきたかはまだ予断を許さない。8日には元AKB48の峯岸みなみ、お笑い芸人の池乃めだから有名人の感染が伝えられた。元東京都知事の舛添要一氏は「感染収束の方向だと思うが、そのペースが遅い。感染防止、医療・介護の現場への支援を忘れてはならない」とツイート。オミクロン株の亜種であるBA.2はより感染力が強いとされ、警戒は今後も必要だ。

 実は減っているのは新規感染者だけではないという。かつて反コロナ派だった男性は「反コロナ活動をしているグループから人が減っているというのです」と明かした。

「私は自分がコロナに感染したことで考え方を改めたのですが、今も反コロナの活動をしている知人らに聞くと、活動から突然いなくなる人がいるというのです。私と同じく感染したことで反コロナをやめてしまうそうです」(前出の男性)

 これだけ感染が拡大していれば、誰が感染してもおかしくはない。いくら「コロナはただの風邪」といっても、コロナに感染してどのような症状が出るかは人それぞれ。場合によっては高熱にうなされ、後遺症をもたらすこともある。

「私もかなり悪化しました。あまりの苦しさに考え方を変えて、否定していたワクチンを打つことにしましたからね」(前同)

 以前、ノーマスクで山手線一周の企画をしたコスプレイヤーも現在、転向しているという。