「ユーチューバー組員」って、いったい? 東京都新宿区のマンションで覚醒剤を精製したとして、警視庁などは18日までに覚醒剤取締法違反(営利目的製造)の疑いで、指定暴力団住吉会系幹部の平田弘二容疑者、住吉会系組員の坂井俊太容疑者ら4人を逮捕した。坂井容疑者はユーチューバーとして活動しており、月に70万円程度の収入があったという。

 逮捕容疑は昨年10月27日ごろ、新宿区内のマンションで覚醒剤約90グラム(末端価格534万円相当)を精製した疑い。警察は鍋やコンロを押収した。密売にも関与していたとみて調べている。

 ニュースの見出しで「ユーチューバー組員」と表記されたことで、この言葉がネットでトレンド入りした。すでに坂井容疑者のチャンネルは閉鎖されていたが、別チャンネルの動画に出演したものはまだ残っている。ラッパーとしても活動していたようで、暴力団の大物組長を揶揄するようなラップを披露していた。

 ネットウオッチャーは「裏社会とかアウトロー系の話は、ユーチューブでも人気コンテンツになっています」と指摘。現役暴力団のユーチューバーなら、それなりの反響があったはずだ。

 もっともユーチューブは「暴力犯罪組織に関するポリシー」を決めていて、「暴力犯罪組織を称賛、宣伝、支援することを目的としたコンテンツは、ユーチューブで許可されていません」としている。

 今回の事件が明るみに出たことで、ユーチューバー組員が動画配信で収益を得ていたことが明らかになったことで、収益化を認めたユーチューブへの批判の声も出ている。今後、新たな対策が設けられるのか? 注目される。