中学校に侵入して女子中学生のリコーダーを大量に盗んだ男が逮捕された。リコーダー窃盗は過去にも発生しているが、この男は一部をフリマサイトで売っていた疑惑もある。これには「変態の風上にも置けない!」と指摘する声が上がっている。

 愛知県警西署は9日、窃盗と建造物侵入の疑いで名古屋市の30代男を逮捕した。逮捕容疑は2018年12月3~6日、同市西区の中学校に侵入して、リコーダー(時価1000円相当)を盗んだ疑いがもたれている。男は容疑を認めている。

 当時、この中学校では女子生徒のリコーダーが盗まれる事案が多発しており、学校が把握しているだけで26人が被害に遭っていた。被害に遭った女子生徒のブログにリコーダーに関するコメントをした人物がおり、相談を受けた警察が捜査を開始。コメントをしたのが逮捕された男とみられている。リコーダーの窃盗は過去にも起きている。2014年には、リコーダーを窃盗する目的で栃木県宇都宮市の中学校に侵入した男が逮捕されたこともある。今回の事件では、男の自宅など関係先からリコーダー16本が見つかった。一部報道によると、フリマアプリで出品され売却されたものもあったという。

「最近、こういうケースが多いのです。盗んだものを転売、変態の風上にも置けないやからがいるんです」

 こう嘆くのは、自身も女子高生の制服を購入したことのある自称・変態の男性だ。確かに今月、北海道で高校に侵入して女子高生の上履きを10足盗んだとして男が逮捕されるニュースがあったが、この事件も転売の可能性が指摘されている。

 この自称・変態の男性は、女子高生の制服や私物を女子高生と直接交渉して買ったことがあるという。しかし、そう簡単に売ってくれる人物が見つかるとは限らないし、トラブルもあり得る。

「ネットを利用して購入してもいいのですが、リアリティーに欠けます。直接JKと交渉するのはリスクが高いし、盗むのは犯罪でそもそもいけないこと。だから変態の中には妥協して、ネット購入で済ます人もいます。リコーダーなら持ち主の顔を勝手に想像しながら楽しむわけです。一方で売る側はお気に入りのモノだけ手元に置いて、残りを売っているのでしょう」(前出の男性) 

 ネット上では盗んだリコーダーを売っていたことについて「不純だ」「転売するとかダッサ」と、やはり変態としては認められないという声が上がっている。“変態道”にもとるというわけか?