客とのトラブルで「通常営業」バレた まん防でも〝止められない〟銀座クラブ

2021年04月15日 11時30分

銀座の灯は守られるのか…(写真はイメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」が12日から東京、京都、沖縄の3都府県で適用されており、飲食店に対しては営業時間を午後8時までに短縮するよう求めている。

 東京・銀座の大箱クラブチェーンの責任者は「夜の銀座にはクラブやバー、スナックが約3000軒あるといわれていた。昨年の4月に緊急事態宣言が発令されて以降、1年間で半分の1500軒近くが倒産もしくは店を閉めている。まん防に従ったら、潰れる店が増える。罰金覚悟でどのクラブやバーも通常営業を続けますよ」と明かす。

 そんなわけで、銀座では、シャッターを閉めつつ常連客を入れるなど、クラブなどは工夫をこらして通常営業を続けている。しかし、事件が発生した。

「有名クラブが『1万5000円で飲める』と宣伝し、時短営業を無視して通常営業しているんですが、13日の夜10時ごろにお客が『3万も取られた!』と店とトラブルになって警察を呼んだ。それで他のクラブも通常営業していることがバレバレで警察に目を付けられだした。冷や汗をかいてます」(同)

 いずれにせよ、度重なる休業要請や時短要請は、クラブやバーの体力をむしばんでいった。

「どの店も協力金などでなんとか経営を続けてきたんですが、力尽きて、倒産するクラブやバー、スナックが増えた。銀座社交料飲協会には約1200店舗のクラブやバー、スナックなどが加盟しているんですが、今年に入って約200店舗が脱退。大半が営業不振による閉店です」(加盟店クラブ関係者)

 銀座には約1万人のホステスが働いているといわれていたが、店の倒産や一時閉店で路頭に迷うホステスが続出。銀座に見切りをつけて離職者が相次ぎ、ホステスは約半分に減ったという。

 中堅クラブ店長は「まん防での罰金20万円を払ってでも、ホステスと銀座の灯を守るために通常営業を続けます」と言う。

 夜の銀座は通常営業を止められないようだ。