成人式開催の杉並区長が暴露 「強行したというムキもあるが事実は違う」

2021年01月11日 11時18分

杉並区で成人式が開催された

 東京都杉並区で11日、成人式が開かれた。東京都23区では唯一、杉並区だけが式典を開催。新型コロナウイルス対策として4回に分けて行われる式典の初回には約550人の新成人が参加し、会場はほぼ満席となった。

 会場周辺には振袖姿の女性がたくさん集まった。旧友との再会にハグし合う姿も見られた。会場内では一席ずつ空けて着席。式典の司会からは冒頭、「この会が新規感染の場になることが危惧されています。自覚ある行動をお願いします。式典終了後の宴会はご控えいただき、すみやかに帰宅をお願いします」と呼びかけがあった。

 田中良区長のあいさつは暴露話を含んでいた。「杉並区が成人式を強行したというムキもあるが事実は違う」と切り出し、「事実は開催予定の自治体に国と都が強硬に迫って、結果的に私だけが残った」と話した。さらに、「何人かの区長が『外堀を埋められた。悔しい』と電話をしてきた。(開催の)約束を果たせたのは私一人だけ」と暴露したのだ。

 国と都が問題視しているのは式典ではなく、その後に宴席が行われるかもしれないことだと指摘。「私は少し考えが違う。まずはあなたたちを信頼したい。その上で約束してほしい。酒盛りは控えて家に帰ってください」と訴えた。

 式典後、新成人の男性は本紙の取材に「信頼されているので気を引き締めたい。同窓会も中止になっているし家に帰ってご飯を食べたい」と話した。

【関連記事】