新型コロナウイルス感染拡大防止策として、1世帯2枚ずつ無料配布することを政府が決めた布マスク「アベノマスク」は、汚れた不良品の回収騒動があったり、まだ届かない家庭があったりと物議を醸している。
配布は郵便局が担当する。日本郵政の増田寛也社長は先日の記者会見で、別居世帯宛てなどを含め、約6300万か所を配布対象とし、コロナ感染者数最多の東京都から配布を始めたとした。
一方、立憲民主党の蓮舫副代表は、自身の参議院議員会館事務所のポストに「アベノマスク」が投函されたことを先日、こうツイートした。「コトって音がしたので、参議院議員会館事務所のポストを開けると…え? 会館事務所に??なんで???」
参議院議員会館のみならず、本紙既報通り、都心の弁護士事務所、司法書士事務所、行政書士事務所など、人が住んでいないオフィスビルにも全戸投函されていたことが分かっている。
一方、新宿・歌舞伎町から徒歩圏内のホストが多く住むマンションには、週に2回もアベノマスクが投函されたという。
「週の頭と週末の2回、アベノマスクが投函されていたので、びっくりしました。一つは黄ばんでいて『よっちゃんイカ』みたいなニオイがしました」とマンション住人。
同住人によると、布マスク全戸配布に関する電話相談窓口に問い合わせしても、個々の配布は郵便事業局のシステムを使っているので、把握していなかったという。
アベノマスクの配布が問題になり始めたタイミングで、歌舞伎町に隣接する新大久保の量販店やドラッグストアでは、マスクが山積みで売られるようになった。独自のルートで仕入れた韓国グッズ店やハラルフードショップ、週貸し店舗なども含め、マスクが街中にあふれている。アベノマスクの謎は深まるばかりだ。












