休業指示に応じない店舗に行列“パチンコウォーズ”さらに過熱へ

2020年05月02日 16時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために全国のパチンコ店に休業要請が出ている中、応じない店とのバトルがゴールデンウイーク中も続いている。兵庫県や神奈川県では1日、店名公表に続き、休業指示にまで発展。徹底抗戦する店も簡単には引き下がらない。

 先月24日に大阪府による休業要請に応じない店舗名の公表から始まった“パチンコウォーズ”。補償なき要請や公表したことで逆に客が殺到するなど賛否両論。ネットには爆破予告まで書き込まれたが、同府内では月末までに全店が休業していた。

 休業要請、店名公表より強い行政措置となる休業指示の第1号となったのは兵庫県神戸市の3つの店。休業要請段階で店名が公表されていたとあって、開店前から行列ができる繁盛ぶりで、“全国初”にも動じる様子はない。

 兵庫県が発表した直後には神奈川県も横浜市保土ケ谷区の店に休業指示を出した。同店は2年前にオープンした際、「内閣総理大臣 安倍晋三」と書かれたお祝い花輪が飾られ、ネット上で「豪華過ぎる」「本物なのか?」と話題になったこともあるが、今回はその比ではなく、店員は客対応とクレーム対応で大忙しだ。

 千葉県でも1日、休業要請に応じない3つの店名を公表し、うち2つは同じグループだった。このグループは都内の店でも先月29日まで営業し、景品にマスクや除菌剤を用意し、「入手困難なマスクなどを景品で提供し、地域貢献に努めています」と騒動も逆手に取って、物議を醸した。

 一方で、栃木県遊技業協同組合は1日、県に対し、休業要請の対象からパチンコ店を除外するよう要請した。緊急事態宣言が1か月程度の延長が確実の中、一度は休業に応じたパチンコ店も再び“蜂起”が予想される。

 高須クリニックの高須克弥院長は先月、ツイッターで、「パチンコ屋さんは修羅場を経験した叩き上げの方々です。晒し者にされたくらいではへこたれません」と書き込んでいた通りの展開になっているとも。

 休業指示は法的義務が生じるが、罰則はなく、政府は法改正も示唆している。