インドネシアメディアが、ギリシャ1部PAOKを退団した元日本代表MF香川真司(32)の新天地候補として4つのJクラブを挙げた。
同国メディア「skor」は世界の舞台で活躍したアジアの選手として香川の去就に関する特集を掲載。「Jリーグの4つのクラブが新天地になる可能性がある」としてそれぞれのクラブの現状とともに分析した。
まず挙がったのが、古巣で以前から復帰を要請しているC大阪。「香川真司のキャリアの中で経験があるC大阪。127試合に出場して57ゴール、17アシストを記録している。彼が功績を残したチームだ」
次の候補は来季J1に復帰する磐田。「来年昇格するクラブで、J1の強力なクラブと競争するには、確実なスター選手が必要だ。香川との契約は磐田にとって正しい選択かもしれない。彼の経験とスキルにより、香川は〝教師〟となり、チームの新しい主力となる」とチームのお手本として名門復活の担い手になると期待を寄せた。
そして〝銀河系軍団〟の神戸も挙がる。「ヴィッセルは、香川の高い年俸を支払うのに十分な経済的能力を持っている。神戸でMFアンドレス・イニエスタ、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀と組む前線を想像してみてください。多くのクラブが来季恐れるだろう」とスター軍団に加わるとの見立てだ。
最後は絶対王者の川崎。「川崎フロンターレは2021年のJリーグチャンピオンであり、来年はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場する。香川のような選手と契約することは、チャンピオンにとっても悪い決断ではない」と指摘。悲願のACL制覇を狙って戦力の層を厚くするため、国際経験豊かでチームの戦術にもフィットしそうな香川が適役というわけだ。
東南アジアのメディアからも大きな注目を集める香川。その動向から目が離せない。