ポーカーファン注目の「第5回東スポカップポーカー大会」が11月21~23日の3日間、ポーカーの聖地、東京・新宿の「カジスタ東京」で開催された。最近大人気のアミューズメントカジノの影響もあって3大会とも大盛況! 連日熱いバトルが繰り広げられた。そして各決勝戦は、ユーチューブでも生中継され全国のファンの注目を集めた。

 今年で5回目となる「東スポカップ」は、プレーヤー、ディーラー、スタッフ全員がマスク着用のうえ、手指アルコール消毒、検温した後に会場に入場。ディーラー交代時には、ディーラーはもちろん、プレーヤー全員も再びアルコール消毒をして、換気も行うなど徹底したコロナ対策が取られる中で行われた。

 そんな異例の大会の優勝を飾ったのは、びーふさん。「ファイナルテーブルに残ったときにけっこうチップを持っていましたので、優勝を目指さないといけないと思って、飛ぶことを恐れずにアグレッシブに行けたのがいい結果につながったのかなぁ~」と笑顔のコメント。

 ポーカー歴は1年ほど。始めたキッカケは友達に誘われてだという。

「もともと麻雀が好きだったんですけど、ポーカーをやりだしたら面白くてハマっちゃいました」とびーふさん。しかし、そのハマり具合がハンパじゃなかった。

「日本語のポーカーの書籍は、3か月ぐらいで全て読みました。それらを参考に勤勉に取り組んだ結果強くなれたんだと思います。もちろん、まだまだですけど…」。猛勉強の結果の強さだった。

 今大会は彼が通う東京・江戸川区の西H3ALのオーナーから「すごくいい大会があるから出てみたら」と勧められての参加だった。

「このファイナルテーブルの雰囲気が最高ですね。ひと目見てここで優勝したいなぁ~と思いました。本当に優勝できて感無量です」と興奮気味。最後の手札については「僕のコールにベットしてきたので、それなりの手なんだろうと思ったんですけど(スリーカード)…。向こうがオールインしてくれて勝てました」と語った。

 副賞のJPC推薦派遣登録(70万円相当)の使い道もびーふさんらしく「コロナが落ち着いてから海外に行くか、ポーカー用の教材をいろいろ揃えて情報収集&勉強に使っていいかなと考えてます」とポーカーの学習を検討。続けて「まだ海外に行ったことがないので、この機会に海外のトーナメントに参加してみたいです」と語った。

 最後に「今年の僕のプレーを見て、周りのみんなは研究してくると思います。僕も1年間勉強して、ひと回りもふた回りも大きなってこの場に戻ってきたいです」と力強く語った。

 びーふさんには優勝カップのほか、日本ポーカー倶楽部から、前出のJPC推薦派遣登録(70万円相当)、次回東スポカップ出場権、宮崎・フェニックス・シーガイア・リゾートから「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート デラックスツイン ペア宿泊券」、日本たばこ産業からテーブルマーク商品詰め合わせ、新東通信から電化製品など豪華副賞が贈られた。


☆東スポカップは、一般社団法人「日本ポーカー倶楽部」がポーカーの健全な普及を目指す活動に協力するものとして主催。ルールは世界標準となっている「テキサスホールデム」。

【ルール】テキサスホールデムポーカーは、最初に配られる2枚の手札と、ディーラーの前のボードと呼ばれる位置にオープンされるコミュニティーカード(最大5枚)を組み合わせて役を作る。まずは配られた2枚の手札で、ゲームに参加するかを判断。その後は、ボードにコミュニティーカードが3枚、続いて1枚ずつ開かれた時点で、ゲームを続けるか降りるかを決める。最後は、2枚の手札をオープンし、5枚のコミュニティーカードの中からできる一番強い役で勝敗を決める。持ちチップがなくなった時点で敗退となる。