RIZIN FFは23日、オンライン会見を開き、格闘技イベント「RIZIN.24」(27日、さいたまスーパーアリーナ)の地上波放送について説明した。

 会見には榊原信行CEO(56)と、メインで〝キック界の神童〟那須川天心(22)と対戦する元K―1ファイターの皇治(31)が出席。

 榊原CEOは「フジテレビ系列で全国ネットで放送させていただくとご案内させていただきましたが、関西地区(関西テレビ)はRIZINではなく、阪神タイガースの試合が放送されることになりました。皇治選手と天心選手の試合をまとめさせていただく交渉をする中で、大阪出身の皇治陣営としてはゴールデンで放送もあるし、しっかり応援してやろうとご支援いただいたと思う。落胆させることになったと思うので、RIZINとして申し訳ない」と陳謝した。

 また「名誉のためにお伝えすると皇治選手も数日前まで知りませんでした。RIZINとしても残念なことですが、それで全てのことがなくなるということはない。一旦は消滅かみたいな話もありましたが、なくなるということにはなりませんでした」と強調した。

 代わりに関西テレビでは9月30日に放送される予定だ。また阪神戦が雨天中止の場合は、他の地域と同じくRIZINの大会がライブ放送される。

 皇治は「関西のファンに申し訳ないというのがあった。約束を守れなかったので、自分としても謝りたい」とした上で「『試合が消滅か?』『試合しなくいい』という声もチョロチョロあったみたいですが、全国にファンがいるし、4日後は日本をひっくり返すということは何も変わっていない。反骨心に火がついて、より燃えています。試合で見せるのでついてきてほしい。その分試合で見せるので」と拳を握った。

 また皇治は「まさかの天心より、半沢直樹より地元のタイガースが一番強敵やったとは…」と口にしながら必勝を誓った。