【空手】植草歩 低迷する現状打破へ名伯楽に弟子入り

2020年01月29日 16時40分

 東京五輪の空手組手女子68キロ超級で金メダルを狙う植草歩(27=JAL)が、心強い味方のもとで“大変身”を図っている。

 昨年11月のプレミアリーグ・マドリード大会ではまさかの1回戦敗退。不本意な結果を受けて「昨年は空手競技をやってきた中で一番成績が良くなかった一年だったので、何かを変えるには現状ではいけないと思った」と言い、自身を見つめ直すために「自分とまったく関係ない、身内でもない、(母校の)日体大柏(高)でもない、帝京大関係でもない、まったく違う人と組むことで新たな可能性を出せる」と考え、約1か月前から香川・高松中央高監督の崎山幸一氏に師事を仰いだという。

 崎山コーチについて空手事情に詳しい関係者は「今、日本で最も優れた育成ができる指導者の一人。現役時代は世界選手権やワールドカップで活躍し、今では厳しい練習で選手を育てている。植草が崎山コーチの指導に興味を持ってお願いしたようだ」という。

“名伯楽”とタッグを組んだ植草は瞬発力や柔軟性を鍛えるトレーニングを増やし、週2回程度ヨガに通うようになった。「今までは『限界なんじゃないか』と何をしたらいいか分からない状態だったけど、すごく可能性が広がった」。さらに「私は不器用で言われたことがすぐにできないけど、(崎山コーチは)できるまで何時間かかってもずっと教えてくれるし、イライラされない」だけではなく「島の方(沖縄出身)なのでのんびりして面白いんです(笑い)」との一面もあるとか。

 3位決定戦で敗れたプレミアリーグ・パリ大会から28日に帰国した際も「五輪ではもっと強くなれる」と自信をのぞかせた。