【K―1】石井慧が胸中激白 ミルコが授けた言葉「キックボクシングは、チェス」の真意とは

2021年11月26日 05時15分

2戦目へ胸中を激白した石井慧(東スポWeb)
2戦目へ胸中を激白した石井慧(東スポWeb)

 今度こそKO勝ちだ。立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(12月4日、エディオンアリーナ大阪)でRUI(30)と対戦するMMAファイターの石井慧(34)が、K―1ルール2戦目へ胸中を激白した。判定勝ちだった初参戦からの成長を見せるべく、拠点のクロアチアで師匠のミルコ・クロコップから受けている〝特訓〟の一部とは――。

 9月の横浜大会で判定勝利した愛鷹亮戦に続く参戦となる石井は、故郷の大阪でRUIと対戦する。対戦相手の印象を問われると「情報で彼を丸裸にしたっていうのはあります。ハッキリ言って。身長193センチ、吹奏楽部出身。ここまで分かってたら大丈夫っしょ。だいたい僕は情報で相手を丸裸にするタイプなんで。(元UFC王者で2012年大みそかに対戦し勝利した)ティム・シルビアも、彼が警察官だっていう情報をいち早く入手して丸裸にしたんで」と根拠の分からない自信を口にした。

 2戦目の課題は明白だ。初戦は終始ガードを固める手堅い戦法となり、試合後「安全策を取ったのは僕らしいといえば僕らしいですけど。もっとガードしつつも攻めのほうにもいけたら」と反省を口にしていた。それだけに「自分から見せ場をつくって、自分から攻めていく試合をやりたいですね。大阪って、結構いいゲンがあるので今回もいい勝ち方をしたいと思います。ロード・トゥ・京太郎選手で頑張っていきたいですね」と鼻息を荒くした。

 心強いのは師匠ミルコのバックアップだ。相手のRUIが同じサウスポーということもあり、毎日スパーリングの相手をしてくれるのはもちろん、さまざまな〝金言〟を日々授けられている。その一例を石井はこう明かす。

「例えば『キックボクシングは、チェスなんだ』と言われましたね。あんまり詳しいことは次の作戦につながっちゃうから言えませんけど、総合格闘技(MMA)の打撃とは違うところがあって。キックボクシングはよりコンビネーションを出していったりとか…」

 フィニッシュを逆算して相手を攻めることが重要だという。例えばハイキックをフィニッシュに持つミルコの場合、いきなりそれを放つのではなくミドルやローで相手の意識を下げてから打ったほうが効果的となる。MMAの場合、コンビネーションよりも一発の強打が多いのが一般的だ。

 今後に向けては、ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBO世界ヘビー級統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)の映像を研究するようにも指示を受けた。「ウシクは(自分と同じ)サウスポーなんですよ。サウスポーがどうオーソドックスと戦うか研究しろって」

 ロンドン五輪金メダリストのウシクはプロ転向後も19戦全勝。クルーザー級では4団体統一に成功し「アンディスピューテッド(議論の余地なし)」王者の称号を得た。そんな無敵の王者を参考にし、2戦目での覚醒に期待したいところだ。

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