大阪・朝日放送制作の人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」の初代プロデューサー・松本修氏(72)が、著書「言葉の周圏分布考」を発売した。

 同作では、民俗学者・柳田国男の都が置かれた京都を中心に方言は同心円を描くという「方言周圏論」を補強。

 松本氏が全国1208の市町村へのアンケートを行い、50以上の方言を分析し「古語は辺境に残る」説を可視化した。

 本の帯は、作家・百田尚樹氏が担当し「めっちゃおもろいで!」と絶賛している。

 松本氏は「分布図の調査の結果は、以外な事実発見の連続でした。二千年の日本人の言葉の表現の試みに、誇らしい気持ちになり、読者の皆さんにお伝えしたいと思います」とコメント。

 また松本氏といえば、同番組で視聴者からの依頼に応え、「アホ」や「バカ」という相手をののしる方言の境界線を、日本列島のどこにあるのか調べ「アホ・バカ分布図」を完成したことで知られる。

 こちらは書籍化され、著書「全国アホバカ分布考:はるかなる言葉の旅路」(1993年)は大ヒットした。

 松本氏は「アホバカの調査では、日本人は人をけなすにも穏やかな言葉を使ってきたことがわかりました。方言周圏論、言語地理学で言葉の歴史を読み解けば、日本人の心の歴史まで明らかにできるのではないかと思いました」と振り返った。

 さらに「京都から発信され、地方が受容していった日本の言葉の歴史を、目に見える形で明らかにしました。たいがいの読者はおじさんでしょうが、魅力的な女生にも読んでいただきたいです!」と呼びかけた。