日本中の多くの人が望むも、叶わなかった〝幻の東京五輪開会式〟が、NHK紅白歌合戦で実現した。

「地味すぎる」などと不評だった五輪開会式を受けて、SNSでは松平健のマツケンサンバ待望論が噴出。この日の紅白では、カラフル枠で出場となった松平だったが、NHKはなんとも粋な演出で日本の人々の夢を実現させた。

 五輪開会式の時と同じく、劇団ひとりがテレビ局のスタジオのような場所から登場。司会の大泉洋と掛け合いした直後、いよいよ松平の出演だ。カラフル枠らしく彩鮮やかなダンサーたちを引き連れて、マツケンサンバⅡを元気に華やかにパフォーマンス。「とても楽しかったです」と笑顔を浮かべた。

 ニュースを挟んだ後は、亡くなった4月に亡くなった作曲家・すぎやまこういちさんを追悼して、国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」のテーマ曲を演奏。これも東京五輪開会式で流されており、東京五輪を意識した演出が続いた。