衆院選(31日投開票)3日目に突入した21日、自民党の小泉進次郎前環境相(40)が東京・池袋で東京10区から自民党公認で立候補している鈴木隼人氏(44)の応援に駆け付けた。

 待ち受けていた聴衆や報道陣が驚いたのは進次郎氏のファッションだ。インナーに白のワイシャツこそ着ていたが、ダウンパーカにジョガーパンツ、スニーカーというラフないでたちだったからだ。
 
 この日は朝から快晴で、ちょっと散歩や買い物ついでに応援演説…なんてことはない。今回の衆院選で進次郎氏はスポーツスタイルともいえるラフな格好で活動しており、この服装に込めた狙いをこう明かした。

「野党がダメだから、仕方なくという自民党ではなく、積極的に応援したくなる自民党に変えないといけない。選挙ならボランティアで手伝ってみたいとか、ビラ配りに参加したくなるような政治のあり方に変わっていかないといけない。この格好を見てもわかると思うけど、別に政治家だからスーツを着てなくてもいいですよね。今までの、なかなか若い人たちが見向きもしてくれなかった政治、選挙の姿を変えたい」

 岸田内閣で閣外となり、党役職からも外れ、久々に〝フリー〟の身となった進次郎氏だが、相変わらずの人気で、衆院選は全国各地を応援行脚する。違った一面を見せることで、自身も新たな境地を開けるかどうか――。