お笑いコンビ「TKO」の木下隆行(49)が、1年半ぶりに地上波番組のレギュラーに復活することが分かった。9月4日深夜枠からスタートする「スパシャンpresents超☆爆!遊ビズム研究所」(毎週日曜午前2時25分~=テレビ大阪)にレギュラー出演が決定。木下がレギュラー番組復活の感謝と意気込みを語った。


 木下は後輩へのペットボトル投げつけ騒動をきっかけに昨年3月で所属の松竹芸能を退所。その後はユーチューバーとして活動し、地上波では「相席食堂」、「全力!脱力タイムズ」など単発の出演はあったが、実質的には表舞台から姿を消していた。

 しかし、今回ついに地上波でのレギュラーの座をつかんだ。木下は「レギュラーは退所後初ですね」と認め、オファーを受けた感想について「ホンマに僕と? オファー間違ってないですかって感じでびっくりしましたね。うれしさよりも驚きのほうが大きかったです。(レギュラー復活が)どのタイミングやろうと思ってた中で手を挙げてくれたスポンサーの方には感謝ですよね」と喜びを語った。

「スパシャンpresents超☆爆!遊ビズム研究所」は、大人の遊びをテーマにした番組で、お笑い芸人の永野、大島麻衣(元AKB48)、木下、株式会社NOVITEC GROUP JAPANの香野大輔社長の4人が出演する。

 番組の山ノ内プロデューサー(株式会社モーションガレージ)は、木下の抜てき理由について「永野さんと大島さんが決まってたんで、あんまり大阪ローカルでは見られないようなメンバーにしたいという話はしてました。パッと木下さんが浮かんだんですけど、代理店から『木下さんは…』っていう声もあったんです。ただ、スポンサーに木下さんを起用したら話題になるんじゃないかと話したら『じゃあ、ぜひ』ということで木下さんにオファーさせてもらいました」と明かした。

 初回の収録を終え「めちゃめちゃ謙虚でした。(一緒に)仕事をしたことがなかったので態度悪いんちゃうかとかそういう話があがってたんですよ(笑い)。いざ対面したら、すごく腰の低い方で収録中もずっとお話をしてくれました」(同プロデューサー)とスタッフ受けも好評。

 久々のレギュラー番組の収録を終えた木下は「今まで騒動絡みのイジリやったり、もちろんそれありきで僕も挑んでたんですけど。そうじゃない所で番組としてしっかりと挑めました。ただ飲み物は必ずペットボトルが用意されていますから、スタッフからは軽くイジられてるなとは思います(笑い)」と話した。

 今回レギュラー番組復活のきっかけになったのがユーチューブだ。謝罪動画が日本一の42万Badを記録するなど酷評されたが、ユーチューブでのトーク力がレギュラー起用の理由になったという。

 木下は「止まってゆっくり考えろと言う人もいましたけど、僕は止まるのが怖かったし、消えるのも忘れられるのも怖かった。走り続けたことが、ちょっとずつですけど形になってきたのはよかった。この経験を番組に生かせたらと思います」と意気込んだ。