俳優の岩城滉一(69)が“自腹バイク”をカスタムするBSスカパー!新番組「~岩城滉一 Bike Style Life~ 51 SENSE」(月曜午後11時)が来年1月18日にスタートする。自他ともに認めるバイク通で、レーサーとしての一面を持つ岩城だけにマニアは必見だ。もちろん、“奔放なトーク”も炸裂するので、バイクを知らない人も見逃せない。いったいどんな番組になるのか、本人に話を聞いた――。

 ――番組では、岩城さんがバイクをカスタムしている姿に密着。完成したらオークションにかけ、収益金を「交通遺児育英会」に寄付するとか

 岩城 最初、断ったんですよ。最近はあんまり仕事していないし、ギャラも安かったから(笑い)。ただ、自分が作ったものがはやるのはうれしい。しかも寄付という一つの形になるというので「やるか」と。

 ――台本は

 岩城 ない。好き勝手にやりますよ。

 ――自腹バイクというのはホント

 岩城 けっこうな金額したんですよ。最近、アウトドアブームで、バイクの値段が上がっているの。でも、ガレージも今回の番組用にしたし、工具もきちんと揃えた。僕はみんなが欲しがるものをただ作ればいいと思っているよ。

 ――寄付自体は以前からしていたとか

 岩城 そういうことってあんまり自分の口から言うもんじゃないからね。まあ、僕も芸能人として幸せに過ごさせてもらったし、ある程度の成功もしたと思う。寄付をして喜ばれるならしたいよね。

 ――カスタムはどこにこだわる

 岩城 ひと様が乗るから、ケガさせないように的確に作るよ。エンジンはいじらず、足回りとか。新車の状態ぐらいにはしたいよね。

 ――カスタムの楽しさとは

 岩城 自分だけのものにできることにあるんじゃないかな。例えば、彼女にこんな服装させたいとか、こうしたい、ああしたいがあっても、女性は個人の持ち物じゃないから強制できないじゃん。その点、バイクはできる。文句も一切言われない(笑い)。女性は裏切るけど、バイクは裏切らない。
 ――ご自身のメンテナンスは

 岩城 それが全くしてないの。筋トレもしなければ、ジムにも行ったことがない。それでもジーンズはいまだに28インチ。バイクってさ、1日ツーリング行くと何千回もブレーキとクラッチを操作するから、握力のトレーニングになっているんだと思う。300キロの重さを足で支えるから、ふくらはぎ周りなんて40センチもある。

 ――昔からバイク好きだが、年を重ねて思いに変化はあるか

 岩城 10代から何一つ変わってないよ。ヘルメットかぶれば、白髪でもハゲでもジジイでも分からない。年齢はただの番号みたいなもの。

 ――今バイクは何台ぐらい所有している

 岩城 税務署が来るからそんなこと言えないよ!(笑い)。昔「笑っていいとも!」に出演した時、バイクのことしゃべったら、次の日、国税が入って大変だった。ちゃんとしてます(笑い)。

 ――岩城さんにとってバイクとは

 岩城 女房に「僕が毎日バイクで出かけるから事故が心配じゃないの?」って聞いたら、「歩いて出かけたら誰かとケンカになるでしょ? それに比べたら安全」と言われたことがある。そういう存在です。