すでに話し合いは済んでいる!? ジャニーズ事務所は17日、〝未成年スキャンダル〟が報じられた山下智久(35)を「一定期間芸能活動を自粛」処分に、飲食をともにしたKAT‐TUNの亀梨和也(34)を「厳重注意」処分とした。厳しい処分となった山下は最近、活動らしい活動をしていない。しかも海外志向が強まったことで、周囲からは「年末に退所?」とも言われていた。そんな中で下された処分の裏で、山下と事務所との話し合いは済んでいるとの情報もあり、9月末にもジャニーズ退所が発表されそうだ。


〝未成年スキャンダル〟とは、今月頭に「文春オンライン」が報じたものだ。7月末に山下は亀梨とともに、都内飲食店で食事をし、その際、未成年女性が同席、飲酒をしていたという。しかも散会後には、山下が酒席を共にした現役女子高生モデルのAさんとホテルで合流。〝お持ち帰り〟と報じられた。そのAさんは後日、年齢を偽っていたことを店側に謝罪していたことも明らかになっている。

 ジャニーズ事務所は公式サイトで、山下と亀梨の2人は、女性が未成年であるという認識はなかったことを改めて主張しつつも「自身の置かれた立場に対する自覚と責任に欠けた行動であったと弊社といたしましては重く受け止めております」とし、山下に「一定期間芸能活動を自粛」と、亀梨には「厳重注意の上、書面による反省を促してまいります」と処分を発表した。

 活動自粛と厳重注意…2人の処分には大きな差がある。ある芸能関係者は「この差についてジャニーズは直接触れていないけど、亀梨は飲食をともにしただけであり、山下は飲食プラスお持ち帰りしたということを暗に認めた結果でしょう」。

 今の山下といえば、テレビ、ラジオなどのレギュラー番組はゼロ。今年の5、6月に予定されていた亀梨とのコンサートもコロナ禍のため中止となった。

「今さら自粛と言われてもねえ。(活動していないんだから)そう大差はない」と同関係者。

 ただ、この「一定期間芸能活動を自粛」が解けた後に、山下がジャニーズで活動を再開するかというと、どうも怪しい。

 最近の山下は海外志向が日増しに強くなり、ハリウッドスターのウィル・スミスの家族がかかわっているマネジメント会社と業務提携している。

 ある芸能プロの幹部は「ここ最近、さんざん言われている山下の退所ですが、今回の処分で自粛したままフェードアウトとなりそう。秋か…、あるいは来月末にも退所が早まったとまで言われ始めている」と明かす。

 山下にとって今年の活動の中で大切だったのは、前述した亀梨とのユニット活動だ。

 同幹部は「この活動はジャニーズにとってもアルバム、コンサートとともに莫大な利益を生むはずで、それを置き土産に山下は退所という流れを描いていたといわれています。ただ、このユニットの活動はコロナの影響で延期となり、コンサートは中止になった。本来なら延期の発表だけでもよかったタイミングで、コンサート中止が早々に決まった。これも山下と事務所の間で、退所の話し合いがあったとみていいのでは」。

 さらに、加えて今回の未成年飲酒騒動だ。

「本来なら山下の契約は年末更新と言われていたので、退所も年末という話でした。ただ、中居(正広)や手越(祐也)の時もそうですが、今は契約更新月なんて話は、あってないようなもの。今回、事務所が下した自粛の決断は、その裏で山下の退所の時期を早める話し合いが済んだのではとみられている」(同幹部)

 山下がジャニーズを去ってしまえば、亀梨とのコンビはもはや見ることができなくなってしまうが、致し方がないことかもしれない。