「風と共に去りぬ」存命最後の出演者オリヴィア・デ・ハヴィランド 104歳の誕生日祝う

2020年07月02日 11時07分

 このところ話題の多かったハリウッドのクラシック映画「風と共に去りぬ」(1939年)の主要キャストで存命する〝最後の出演者〟、米女優オリヴィア・デ・ハヴィランドが1日、104歳の誕生日を祝った。

 米芸能誌「バラエティ」によると、オリヴィアは1950年代からパリで生活。昨年の誕生日には自転車に乗る姿をフェイスブックに投稿し、世間を驚かせた。

 黒人差別への抗議運動が拡大する中、「風と共に去りぬ」は19世紀の米国南部の奴隷制度を肯定的に描いたとの批判を受け、動画配信サービス「HBO Max」は先月、配信を一時停止し、その後、歴史背景を解説する動画をつけて配信を再開した。

 同作品でオリヴィアは主人公スカーレット・オハラの義妹メラニー・ハミルトン役を演じ、米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。「風と共に去りぬ」が代表作として知られるオリヴィアだが、オスカーは「遥かなる我が子」(46年)と「女相続人」(49年)で2度主演女優賞を受賞している。

 ちなみに、スカーレット役のヴィヴィアン・リーは67年に53歳で死去。同じく主演レット・バトラー役のクラーク・ゲーブルは60年に59歳で亡くなっている。

 実は、オリヴィアは東京都港区生まれ。第1次世界大戦中の16年、東京大学で英語を教えていた英国人の父親と、英王立演劇学校出身の女優だった母親のもとに誕生。翌年には妹で、のちにヒッチコック監督の「断崖」(41年)で同主演女優賞を受賞したジョーン・フォンテインが生まれた。

 姉妹は19年、東京を離れ、母親と共に米国・カリフォルニア州に渡った。35年の銀幕デビューから53年間に49本の映画に出演。2008年にはドキュメンタリー映画のナレーションを務めた。

 また3年前、英王室により、男性のナイトに相当するデイムの称号を史上最年長女性として授けられた。

 これまで2度結婚し、離婚。それぞれ1人づつ子供をもうけた。