芸能界一の美貌を誇る女優・佐々木希(32)を妻に持ちながら、複数の女性たちとセックスざんまいを繰り返してきたお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)が入院するのではとの仰天情報をキャッチした。周囲が心配しているのは“セックス依存症”かもしれないということ。受診し、そう診断されたなら、治療が必要となる。また、依存症と診断されることでマイナスになるどころか、復帰の可能性も見えてくるという。

 渡部がセックスしていたのは週刊文春が報じた複数の女性だけではないかもしれない。芸能関係者は「番組の共演者との噂や、局アナやグラドル…。推定でも芸能界に10人以上の女性と関係を持っていた可能性があるんです」と語る。

 ある芸能プロ幹部は「渡部の不倫事情を知った事務所関係者や知人から、一度、病院の診察を受けた方がいいとアドバイスされているんです。地下駐車場に隣接する多目的トイレで5分足らずで事に及んだ後に交通費と称し、1万円を渡す…。当初は女性蔑視だと渡部を知る関係者は激怒していたが、よくよく渡部の行動を分析してみるとセックス依存症の疑いがあるんですよ」と明かす。

「ギャンブル依存症やアルコール依存症と同じく、治療を必要とする病気のため、もし渡部がセックス依存症だとしたら入院するかもしれない」(医療関係者)

 知人や事務所関係者らが渡部に受診を勧める理由は他にもあるという。

「連日、テレビスタッフに対し、スマホからおわびのメールを何度も送っては謝罪を繰り返している。だが現状や世間の反応を見る限り復帰は厳しい。渡部のやらかしたことは性獣にも等しい行為。女性権利団体もカンカンです。おまけに多目的トイレを不正使用したことで、“性地巡礼”としてやじ馬が押し寄せ、困っている森ビルも損害賠償請求を検討していると聞いた。まさに八方ふさがり、絶体絶命なんです」(芸能プロ関係者)

 だが、仮に渡部が“セックス依存症”だと診断されたらどうなるか。

「バッシングは一気にトーンダウンせざるを得ません。憎むべきは渡部ではなく、この厄介な病気という話になるからです。治療が進み、ドクターのOKが出れば芸能界復帰のめどは立つ。当然、番組キャンセルやCMの違約金、飲食店のコンサルタント契約に基づく損害賠償額も、診断が下れば減額交渉が始まります。もちろん、すべては診断が出てからの話ですが…」(渡部と親しい民放キー局関係者)

 性依存症治療の専門家である東京・豊島区のライフサポートクリニック・山下悠毅院長はこう語る。

「現時点で、彼を性依存症と診断するのは性急です。精神医学的には『衝動制御障害』という診断に該当します。『カッとなるとすぐに手が出る』などといった方と同様の診断です。依存症の有無にかかわらず治療は必要です。仮に彼が今後同じ過ちを犯さないとしても、依存症治療の専門医によるカウンセリングは欠かせません。性依存症であれ、性の衝動制御障害であれ、行動の動機は『性欲を満たすため』ではなく、『自己重要感』などを満たすためだからです。大切なのは反省ではなく、治療です」

 セックス依存症の有無にかかわらず、渡部の“治療”は必要不可欠。近々本当に入院することになるかもしれない!?

【海外で苦しんだ大物たち】“セックス依存症”と診断された世界の大物は何人もいる。

 昨年、マスターズ優勝で完全復活を果たしたプロゴルファーのタイガー・ウッズが、かつてこの病気にかかっていることを告白した。2009年の不倫発覚報道時には10人ほどだった。しかし、依存症克服のカウンセリングの一環としてエリン夫人(当時)に明かした“浮気相手”のリストに120人もの女性の名を記していたと報じられた。

 他にも米俳優のエディ・マーフィやマイケル・ダグラス、ロブ・ロウ、チャーリー・シーン、デビッド・ドゥカブニーらがセックス依存症だったと告白、もしくはみなされている。

 多くは適切な治療を受け、復帰している。

★性依存症=そもそも性依存症とは何なのか? 山下院長は「本人が“性欲”が原因と思っていながらも、実は特権意識や支配欲、自己重要感を満たすために行っている性的な問題行動です。性依存症の本質は『セルフコントロールの障害』です。『こんなことをしていたらいつかバレると思っていた』『事を終えた後に後悔の念を抱いていた』の両方にYESなら性依存症です」と解説した。

 バレる恐怖を抱え、後で後悔するのにやっていたかは渡部のみぞ知ることだが、山下院長は性依存症になりやすいタイプについて、次のように指摘した。

「ひと言で言えば“生きづらさ”を感じている人。現状の生活に充実感や成長感を得られなければ、人は自己治療として薬物やギャンブル、性的問題行動にはまるリスクがあるのです」