女優の唐田えりか(22)との不倫騒動で、妻で女優の杏(34)との離婚が秒読みといわれる俳優の東出昌大(32)に一筋の光明が差す? 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各局で今クールの連続ドラマ多数の撮影が休止していることに伴い、フジテレビでは東出が出演していた「コンフィデンスマンJP」が再放送された。これが今後の東出の俳優活動を好転させるかもしれないという。どういうことか――。

 唐田との3年間の不倫で、良き夫、良きパパのイメージを完全に崩してしまった東出。

 ある芸能関係者は「取り立てて演技がうまいというわけでもない。杏の夫、良き夫という“いい人”イメージが先行していたため、そのイメージが崩れてしまった今となっては、俳優として生き残る道があるかは疑問」というが、同様の声は各所からやまない。

 CMを含め、ほとんどの仕事がなくなった東出に、残っていたのは映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(長澤まさみ主演)だけ。だが、当初は5月1日公開予定だったものの、新型コロナの影響で延期となってしまった。

 もしもコロナ禍がなければ、この新作映画の宣伝や舞台あいさつなどの仕事があったはずだ。

 ある芸能プロの幹部は「3月(17日)のあのタイミングで東出が会見したのは、映画の公開に先立ち、スムーズに映画の宣伝をするためには、不倫騒動に何らかの決着をつける必要があったからといわれています。フジテレビをはじめ、東宝などの製作委員会もそれだけこの映画には力を入れているということ」とみる。

 東出はスタッフや関係各社が大きく期待していた作品の公開直前に、不倫発覚という“汚点”をつける形となった。

 前出の幹部は「やっぱりいまの世の中、不倫、離婚というのはかなりイメージが悪い。そういった俳優が出る作品は見たくないという人が多くいてもおかしくないですから、今回、この『プリンセス編』がコケるようなことがあれば、水面下では東出はこの作品をもって『コンフィデンスマン』シリーズのキャストからはフェードアウト。東出の代わりに、2018年公開の『コンフィデンスマンJP ロマンス編』に出演し、今回も出演している三浦春馬を重要な役でクローズアップするという話が動いていたんです」という。

 自業自得とはいえ、東出の数少ない挽回のチャンスが減る可能性もあったのだ。

 ところが、コロナの感染拡大で映画の公開が延期となり、この計画も先送り。そんな状況下で幸か不幸か、東出には“神風”も吹き始めたという。

 それが、4月末のドラマ「コンフィデンスマンJP」の再放送だ。織田裕二主演のドラマ「SUITS/スーツ2」がコロナの影響で、撮影も3話目以降の放送もできなくなったため、再放送となったが、これが予想外の大好評だった。

「フジテレビも映画公開に弾みをつけるということで用意したんでしょうが、オンエア後の評価は上々。ネットでは『プリンセス編が早く見たい』という声が殺到。当初、懸念された東出へのバッシングはほとんどなかったから、映画への追い風にはなったでしょう」(制作会社関係者)

 映画公開はまだまだ先となりそうだが、この勢いで公開後にヒットすれば東出の同シリーズ“クビ”も免れる可能性も出てくるというわけだ。

 気になる夫婦関係については、離婚を決意した杏がすでに弁護士を立てており、離婚は秒読みと報じられている。

「財産分与や子供の親権などをめぐって弁護士を介して話し合い、近日中にも離婚を発表するともみられている」(事情通)

 CMの違約金や杏への慰謝料が待ち受ける東出だが、ドラマの再放送は大きな分岐点になるかもしれない。