テレ朝「コロナ緊急特番」がアダ…怒りの矛先は上層部にも!

2020年04月20日 15時00分

赤江珠緒アナ

 局内のコロナ禍で大揺れに揺れているテレビ朝日で、これまで症状が出るなどしてPCR検査を受けた報道スタッフは何と10人以上に上ることが本紙の取材で分かった。同局は、看板ニュース番組「報道ステーション」の富川悠太アナ(43)の感染が発覚すると、同番組の総合演出の男性、さらには、その妻でフリーアナの赤江珠緒(45)にまで感染が広がっているが、さらに増える可能性が高い。“局内オーバーシュート(爆発的患者急増)”の危機に、局員たちは上層部に非難ゴウゴウだ!

 報ステでは19日現在、40代男性3人の感染が判明している。

 まず、富川アナは3日に発症、11日にPCR検査し翌日テレ朝が陽性と公表。チーフプロデューサー(CP)は、当初は発症が10日とされたが実は8日だ。赤江アナの夫である総合演出デスクは11日に発症し、CPと同じ12日にPCR検査を受け、15日に感染が公表された。ちなみに赤江アナは15日に発症し、18日に陽性と分かっている。

 富川アナが発症した3日以降に、前出のCPとデスク以外に具合が悪くなるなどしてPCR検査を受けたテレ朝スタッフは、先週末までに実は9人いる。報ステ気象班の男性ディレクター(D)とニュース班男性Dは、13日にPCR検査を受け、すでに陰性と判明。

 残る7人も新型コロナが疑われる症状があったため、14~17日にPCR検査を受け、先週末段階で結果待ちの状態だ。報ステでは中継担当の女性、ニュース班の女性D2人とニュース班男性Dがいる。

 だが、感染の疑いがありPCR検査を受けたスタッフは他の番組にも波及しているのだ。平日朝の情報番組「グッド!モーニング」のニュース班男性D、社会部の男性デスク、そしてネット系報道番組「AbemaPrime」のニュース班男性が16日にPCR検査を受けた。

 PCR検査を受けた中には、7日に放送された「報道ステーション緊急拡大スペシャル」に応援で駆り出されてから、具合が悪くなったスタッフもいるという。局内では「あの緊急特番で、大勢が密状態になり、クラスターが発生した可能性がある」という声も多い。

“コロナ特番”を報じる側がコロナに…という本末転倒の一大事に、最初に感染が判明した富川アナには“擁護派”と“糾弾派”が対立。擁護派は「がんばっていた」とかばうが、富川アナの「マスクをつけていないスタッフが気になっていた」というセリフを聞いた一部スタッフが「富川さんもマスクをつけていなかったのに、スタッフのことを言える資格はない」と反発するなど深刻だ。

 ある局スタッフからは「対応が後手後手になっていることもあり、報ステひいては報道局を中心に感染が広がっている可能性が高まっている」と指摘する声まである。

 累計すると、現在自宅などで経過観察中のテレ朝スタッフは約190人! その内訳など詳細な情報は、局上層部にだけ伝えられ、一般局員には共有されていない。

「人を殺す可能性のあるウイルスなのに、会社は個人情報を理由にこうした情報を公表せず、報道局員や出入り業者、その家族の多くが不信感を募らせている」とは局スタッフ。

「問題なのは、上層部の危機管理意識の低さ。具合の悪い人が出たらすぐ情報共有し、接触者を含め自宅待機措置など徹底すべきなのに、それを怠り、その間に拡散し、家族や世間の人たちにも迷惑を掛けている。大事に至る人が出てきたら、どう責任を取るつもりなのか。社員やスタッフの命より、会社のメンツやビジネスを重視するのであれば組織は崩壊しますね」

 テレ朝は17~19日の3日間、全館を封鎖して消毒したが、最悪“局内オーバーシュート”の可能性もある。