11日のTBS系「ひるおび!」は、深刻化する中高年のひきこもり問題を特集した。

 3月に発表した内閣府の調査で、家からほとんど出ないひきこもりが、40~64歳で約61万人にいると発表された。男性が76・6%と女性を圧倒している。

 世代は40代が最も多く38%となった。全体の34・1%が生計を高齢の両親が立てている。

 ひきこもりに至ったきっかけは、退職したことが36・2%、人間関係が21・3%、病気が21・3%と続いている。5年以上のひきこもりは、5割以上に上る。

 40代といえば、バブル崩壊後の就職氷河期を経験した世代。「失われた20年」を過ごした。

 専門家もその影響を指摘し、司会を務めるお笑いコンビ「ホンジャマカ」の恵俊彰(54)は「大変な問題ですね…」と顔をこわばらせた。