往年のヒット曲「ダンシング・ヒーロー」で一昨年、再ブレークした歌手の荻野目洋子が“奇跡の50歳”と呼ばれている。6日に都内で行われたデビュー35周年ライブでも、若かりしころと変わらぬスタイルを披露し、観客を驚嘆させた。

 昨年12月に50歳の誕生日を迎えた荻野目だが、とても年齢を感じさせない若々しいルックスに大きな注目が集まっている。「荻野目は3人の子供を持つ母で、主婦業をキッチリこなす一方、歌手としてボイス、肉体のトレーニングも欠かしていない。今もステージに上がると息を乱すことなく激しく歌い踊り、最近では『奇跡の50歳』と言われるようになった」と芸能関係者。

 35周年ライブでも、存分にその魅力を発揮した。ヒザ上約15センチのミニスカで登場し、「ダンシング・ヒーロー」「六本木純情派」など20曲をノリノリで歌唱した。デビューから35年たつが、さまざまな新しいことにもチャレンジ。この日は自身初のオールスタンディングライブで、Siaのヒット曲「Chandelier」を初のピアノ弾き語りで歌い上げた。さらに26年ぶりに自身が作詞作曲した新曲「愛とは」も初お披露目した。

 アンコールでは普段から親交があるLiLiCoが登場。一緒に「DEAR~コバルトの彼方へ~」を歌っただけでなく、サプライズケーキで35周年を祝福した。

 荻野目は「皆さんのおかげです。ありがとうございます。私は幸せだなと思います」とファンに感謝。さらに「私の歌を通して、少しでも皆さんの心に何か感じるものがあればうれしいなと思ってひた走ってきました。未来のことは分からないけど、(ファンと)ライブで会うことができて、その生の感触、それを忘れたくないなあと思って(ライブを)続けていきますので、会いに来てくださいね」と再会を約束していた。