今年のNHK紅白歌合戦に、ジャニーズの人気グループ「嵐」を担ぎだそうという動きをキャッチした。新型コロナの感染再拡大や一連の不祥事で、中止の懸念もあった東京五輪だが、ふたを開ければ大盛り上がり。列島に明るい話題をもたらしただけに、今年の紅白は〝東京オリ・パラ祭り〟になることは確実だ。その目玉として嵐が熱望されているが、現在活動を休止しているだけに、ハードルは相当高い。そこでNHKは〝ウルトラC〟をもくろんでいるという――。


 柔道、スケートボード、競泳、体操…開幕直後から続いた日本のメダルラッシュ。金メダルは史上最多の17個を獲得し、銀メダル6個、銅メダル10個と、計33個に上っている(2日現在)。

 テレビ関係者は「開会式直前までゴタゴタが続き、一時はどうなるかと思いましたが、今では局内に安堵する雰囲気が広がっています。ステイホームと無観客の影響で五輪関連番組の視聴率はすこぶる好調。とりあえず御の字と言っていいと思いますよ」と胸をなでおろす。

 もちろん、新型コロナの爆発的な感染状況は依然予断を許さないが、日本選手が列島を沸かせたのは間違いない。そこで関係者の間で早くも取りざたされているのが今年の紅白歌合戦だ。

「どういう路線にするかはこれからになりますが、今年の紅白が〝東京オリ・パラ祭り〟になるのは確実です。もともとコロナで延期していなければ、昨年その予定でしたからね。いろいろなコーナーで東京大会関連の演出があるとみられています」(制作会社関係者)

 となると、同局の東京大会スペシャルナビゲーターを務めた櫻井翔と相葉雅紀を外すわけにはいかない。だが、言うまでもなく嵐は昨年末をもって活動を休止している。

「2人が司会、あるいは何らかの企画に登場する可能性は高いでしょう。ただ、NHKとしては当然、グループとして生出演してほしいのが本音。ハードルは相当高いですけどね」(同関係者)

 特に、芸能活動を完全にシャットアウトしている大野智を動かすのは並大抵ではない。そもそも嵐の活動休止のきっかけとなったのは当の大野だからだ。

 だが、NHK側はそんなリーダーを担ぎだす〝ウルトラC〟があるという。

「競泳2冠の大橋悠依選手です。同選手と言えば〝大野のガチヲタ〟として知られますよね。2017年に嵐のライブに行ったとき、『クロールして』という自作のうちわを振ったところ、なんと大野と相葉が応えてくれたことがあるとか。また、大野の作品展にも足を運び、地元滋賀県にある『大野神社』は、もはや彼女の〝氏神〟です。そこで大野に『コロナで大変な時に金メダル2個もとってくれた大橋選手をねぎらってほしい』と交渉すれば、絶対イヤとはならないのではないか」(NHK関係者)

 先月28日、大橋がNHKの番組に生出演した際、大野から託されたメッセージを櫻井が読み上げる場面が話題になった。櫻井が「大橋悠依ちゃん、ヤバイね。ダブル金、1人ではしゃいじゃったわ。めちゃくちゃ格好良かったです。おめでとう」と伝えると、大橋は「一番うれしいかも。ありがとうございます」と大感激。そんな粋な計らいを行うアイドルならば、重い腰を上げるかもしれない。

「もしステージで嵐メンバーが〝クロールパフォーマンス〟をしたら、会場は大盛り上がりです。大橋選手は今後について明言していませんが『3年後のパリ五輪を目指す!』と宣言してもおかしくありません」(同関係者)

 嵐としてパフォーマンスを披露するのか。今年の大みそかは大注目だ。