俳優・木村拓哉(48)がヨーロッパ各局の主要放送局と「Hulu」による共同制作の国際ドラマ「THE SWARM」(原題)に出演することになった。

 同名の世界的ベストセラーが原作で、深海に潜む知的生物と人類の戦いを描くSFサスペンス。木村が演じるのは科学者グループの創設者役で、キャストはアメリカなど10か国以上から集まり、セリフは全編英語となる。

 だが、この「英語」というのが最大のネック。木村は、かつて香港映画「2046」(2004年)、仏映画の「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(09年)にも出演しているものの、かつて〝スーザン・ボイル事件〟という黒歴史があるからだ。

 それは2009年の紅白歌合戦のこと。ゲスト出演した英国歌手のスーザンを木村がエスコートした際「はるばるようこそ日本へ」というような簡単な英語であいさつしたのだが、スーザンがキョトンとしてしまい、そばにいた通訳を介されるという出来事が起きた。

 前出の関係者は「スーザンは、木村が英語であいさつしてくると思ってこなかったので、ビックリして聞き取れなかったと言われています。ただ、それ以上に木村の英語が、ネイティブに通用しなかったと思っている人も少なくない」。

 とはいえ、あれから10年以上がたっている。英語ペラペラと言われる愛娘2人と過ごしており、さすがに木村も上達しているだろう。

「ドラマを制作するにあたって、英語の指導もあるでしょう。そこまで心配する必要はないのでは」(芸能プロ関係者)

 ファンの不安を一蹴できるか。