ジャニーズ事務所は20日、「少年隊」の錦織一清(55)と植草克秀(54)が年内いっぱいで退所することを公式サイトで発表した。東山紀之(53)は事務所に残り、グループとしての活動は継続する。

 サイトでは、錦織と植草について「2020年12月31日をもちまして、ジャニーズ事務所所属タレントとしての活動を締め括り、新たな道へ進みます」と報告。そして「ジャニーが生み育てた少年隊につきましては、その功績と少年隊そのものは残したいというメンバーの意向を尊重し、これからも所属グループとしてその名を残すことといたしました」とグループ残留を名言し「これまでと変わることなく、ジャニーズ事務所におきまして、後輩たちの道標であり続けることができますよう、その環境を整えることといたしました」としている。

 1982年に結成した少年隊は同事務所最長で原点ともいえるグループ。「少年隊を支えてくださったすべての皆様の存在があったからこそ35年間、グループとして活動を続けることができました」と感謝の言葉を並べた。

 錦織と植草に対し「東山と共に独自のエンターテインメントを追求し、道を作ってまいりました。現在ほど、環境が整っていない時代に自らを磨き、挑戦し続けることは大変な苦労が伴いますが、それを乗り越えるための努力により培われた少年隊のパフォーマンスは、これからも後輩たちに受け継がれていきます」と功績をたたえ、「2人の決断に誠実に向き合うため、ジャニーのエンターテイメントを表現し続けてきた少年隊の歴史に敬意を表し、これまでの功績に対する感謝とともに新たな道へと送り出すことといたしました」と説明した。

 さらに「少年の頃から人生における多くの時間をジャニーズで過ごしてきた2人にとって、これからの人生におきましても、これまでご支援くださった皆様の存在が支えとなることは間違いございません。皆様におかれましても、自身で選んだ道を歩むこととあります錦織と植草をこれからも変わらず、温かく見守っていただけましたら幸いに存じます」と、退所する2人への支援を呼びかけた。

 最後に「これまで3人が紡いできた少年隊の歴史が色褪せることなく、輝いたものであるために、所属事務所として力を尽くしてまいります」とバックアップを約束した。