3人組ムード歌謡グループ「純烈」のリードボーカル・白川裕二郎(49)が、来年3月31日をもってグループを卒業すると8日、発表された。同日、白川はリーダーの酒井一圭(50)、後上翔太(39)とともに都内で記者会見に臨み、感謝と卒業の決断に至った心境を明かした。

 会見の冒頭、白川は「突然の報告でファンの皆さんをびっくりさせてしまい申し訳ありません」と謝罪すると、5年ほど前から卒業の意思を周囲にずっと伝えていたことを明かした。

 白川は「5年ほど前から、母が家に帰っても僕を認識しなくなっていました。『親孝行とは何か』と考えた時に、母のそばにいることではないかと思って、リーダー(酒井)に『介護をさせてもらえないか』と相談していました。その時は『もうちょっと頑張れ』と励まされ、ここまで走り続けてきました」と吐露。

 しかし、昨年10月に介護をしていた最愛の母親が他界。「純烈を続けていくモチベーションや情熱が、他のメンバーよりもなくなってしまった。こんな中途半端な気持ちで続けるのは良くない」と、改めて卒業を決意した経緯を明かした。

 報道陣から一番の思い出を聞かれると、2018年のNHK紅白歌合戦への初出場(現在まで8年連続出場中)を挙げた。

「母親がめちゃくちゃ喜んでくれたので…あの笑顔は忘れられない」と涙をこらえきれず。母の訃報直後にステージにも立ったが、決断したのも〝母の口癖〟があったから。白川は「母親が『何があっても目の前にいるファンの皆さんを大切に頑張りなさい』と言っていた。その言葉を思い出しながら歌っていました」と涙ながらに振り返った。

 自身にとって「純烈」という存在を尋ねられると、「『青春』だったかな。家族よりも一緒に長い時間を過ごしましたし、その中で笑ったり泣いたりいろんな経験をさせてもらいました」と感謝。来年3月末に卒業した後も現在の所属事務所に在籍し、「一度、心と体をリセットして充電させていただいて、またファンの皆さんの前で歌える日が来れば」と今後についても告白した。