【巨人2020原語録(5)】新型コロナ禍により、未曽有のシーズンとなったプロ野球。セ・リーグでは原辰徳監督(62)率いる巨人が2年連続38度目の優勝を飾り、120試合の激闘の裏では数々の〝名言〟も誕生しました。時に厳しく、時にユーモアたっぷりに語られた指揮官の言葉で振り返る特別企画「巨人2020原語録」をお届けします。第5回は「9月後編」をお楽しみください。

 9月20日 〇5―0 DeNA戦(横浜) 

 丸の2打席連続アーチで快勝。非常に値打ちが高いことを意味する「値千金」どころではなく「〝値万金〟くらいだな! 2本だからな」

 9月21日 〇10―3 広島戦(東京ドーム)

 亀井が本塁クロスプレーで左足の内転筋を痛めて途中交代。「大したことないでしょ。最年長だから大事にしないと。シルバーまではいかないけど(笑い)」

 9月23日 〇7―3 広島戦(東京ドーム)

 広島戦はマツダ以来の3連敗と聞かれ…。「そうなんだ。忘れてた。アッハッハ」

 9月25日 〇8―4 中日戦(東京ドーム)

 坂本がゴンザレスを相手に10球粘った末に放った適時二塁打を絶賛。「150キロを超えているまっすぐをファウル、ファウルというね。ジャイアンツの選手は見習ってもらいたいな。ファームの選手も育成の選手もね」

 9月26日 ●2―3 中日戦(東京ドーム)

 4回までにリクエストを2度失敗し、早々と権利を使い果たしてしまったことについて。「失礼しました。俺が悪い」

 9月29日 

 出場機会に恵まれなかった田中貴が金銭トレードで楽天に移籍することが決定。「プロ野球選手は限られた年数の中での個人事業主。夢追い人である」

 9月29日 〇6―1 広島戦(マツダ)

 菅野が無敗のまま白星を重ね続け、ついに開幕12連勝。「(セ・リーグで)初めて! だから歴史は物語ることでしょうね」

 9月30日 ●1―4 広島戦(マツダ)

 2番手の田中豊が2/3を2安打、2四球、1失点の乱調。「あれはすみません。弁解の余地がございません」

=特別連載=