地下アイドル「仮面女子」内のユニット「スチームガールズ」月宮かれんさん(17)が「7月初旬に事故死した」ことが8日、所属事務所から発表され、アイドルファンが悲しみに暮れている。

 幼少期からメンタル面の疾患があり、今年2月から自宅療養していた月宮さん。事務所と遺族の意向により死去の詳細は明かされていないが、事情に詳しい関係者によれば「自殺したようです」と話している。

 関係者によれば、亡くなったのは7月9日だ。「2~3日前にグループの専用劇場に姿を見せて、メンバーから『よく来たね』『元気?』と声をかけられ、笑顔を見せていた。これがメンバーと交わした“最期の言葉”だった」(前出関係者)

「スチームガールズ」は13日に韓国で行われる「ソウルガールズコレクション」に、「アリス十番」は13、14日に台湾で開催される「Tokyo Crazy Kawaii Taipei」に、それぞれ出演が決定。初の海外進出となり、両グループは9日、会見を開いた。

 月宮さんと同じ「スチームガールズ」の新矢皐月(21)は「ご家族の方から(月宮さんの)ブレスレットとネックレスをいただきました」と左腕にはめた形見のブレスレットを見せた。その上で「韓国に(月宮さんの)パスポートとメガネも一緒に連れて行きたい。みんなで、かれんちゃんに恥じないステキなステージにしたい」。メガネっ子キャラだった亡き仲間のトレードマークを持参する意向を明かし、初の海外公演の成功を天国に誓った。

 なお、「スチームガールズ」は韓国公演で、月宮さんが作詞した楽曲「デスティニー」を歌う予定。「この選曲はメンバーの強い意向」と事務所関係者は話している。