東京・六本木の高級ホテル「グランドハイアット東京」で、女性客に無理やりキスするなどしたとして、警視庁麻布署が強制わいせつ容疑で、スペイン国籍の前総支配人アントニオ・アルバレズ容疑者(45)の逮捕状を取ったことが2日、分かった。アルバレズ容疑者は、8月上旬に出国している。
事件が起きたのは今年5月30日正午ごろ。京都から訪れていた20代女性が、ホテルロビーでトイレの場所を尋ねたところ、対応したのは当時総支配人だったアルバレズ容疑者だった。同容疑者は女性を多目的トイレに案内するとそのまま個室内に侵入。カギを閉めた後に「君のことが好きだ」と無理やりキスを迫ったり、自身の陰部を触らせようとした疑いが持たれている。
女性は脱出し、同行していた男性が110番通報し、ホテル内は騒然となった。同容疑者は容疑を否認したものの6月8日から総支配人の職を離れ、自宅待機となり、8月7日に同ホテルグループを退職した。
麻布署は女性の下着などから同容疑者の指紋やDNAが検出され、今月1日に逮捕状を取ったが、すでに離日し、行方は分かっていない。
同容疑者はヒルトンやリッツ・カールトン、ハイアットなどラグジュアリーホテルでキャリアを重ね、昨年はホテルの世界的アワードで、経営者部門賞を受賞し、同年12月にグランドハイアット東京の総支配人に就任。イケメンのホテルマンで知られていたという。
同ホテルは安倍晋三首相(59)が頻繁に利用し、海外セレブが来日した際の定宿でも知られる。支配人が客にわいせつ行為を働いていたとなれば、品位をおとしめるどころでは済まない話だ。
日本とスペインの間では犯罪者引き渡し条約が締結されていないため、同容疑者が再来日しない限り、逮捕は難しい。
ハイアットジャパンは「元総支配人とお客様の間でトラブルがあったのは事実。元総支配人には捜査解明のために日本にとどまるよう働きかけしていた。皆様にお騒がせしていることは申し訳なく思っている」とコメントした。
ホテルの前総支配人がわいせつ 出国逃亡で逮捕が困難な理由
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