舞台「放浪記」、ミュージカル「レ・ミゼラブル」などの出演で知られる俳優の斎藤晴彦さんが先月27日、心不全のため亡くなった。73歳だった。東京・武蔵野市の自宅近くの路上で倒れ、搬送された病院で死亡が確認された。今年は名脇役となれる“個性派俳優”の訃報が続いている。その影響もあり、香川照之(48)にますます注目が集まっているという。
1960年代後半から70年代前半のアングラ演劇ブームを代表する劇団黒テントの創立メンバーだった斎藤さんは、80年代に通信会社の替え歌CMで注目を集め、テレビ番組「11PM」の司会も務めた。芸能リポーターの石川敏男氏は「放浪記では、森(光子)さんが演技力も含めて、認めていらした方でした」と故人の存在感を語る。演劇関係者は「渋い演技だけではなく、どこかコミカルな幅広い演技もできたため、テレビなどでも人気者となりました」。
最近、演技力のある名優の死去が相次ぐ。今年だけでも宇津井健さん、蟹江敬三さん、林隆三さんと訃報が続いている。これにより思わぬ現象が起きているという。
「昔は主役を張っていた人でも、年齢を重ねるごとに脇役として渋みのある演技を見せてくれる俳優さんは、重宝されています。そういう方が次々とお亡くなりになっている。脇を固められる俳優さんの数が少なくなっています。今後世代交代が一段と進むでしょう」とテレビ関係者。
そこにズバッとはまりそうなのが個性派の香川だという。もともとの人気者で、昨年大ヒットしたドラマ「半沢直樹」にも出演。今年の春クールのドラマでは「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」と「ルーズヴェルト・ゲーム」(ともにTBS系)を掛け持ちするほどだ。
「最近は、ドラマで重要なポジションかつ中年男性の役柄を決める段階では、必ず香川の名前が挙がるそうです。今まで以上にオファーが殺到することは間違いない」と前出関係者。一昨年に「市川中車」として歌舞伎デビューした香川だが、当面テレビや映画が離しそうもない。
おすすめの求人情報












