【石原結實 病気を吹き飛ばす食図鑑】バラ科で、コーカサス原産の西洋スモモと、中国原産の酸桃(スモモ)がある。文字通り、熟さないと酸味が強く、熟すと甘くなる。
酸味成分は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸で、アペタイザー(食欲増進剤)や疲労回復効果がある。
「鉄」の含有量は他の果物と比較にならないほど多く、貧血の予防・改善に最適。
欧米種は、生を「プラム」、乾燥させたものを「プルーン」と習慣的に呼んでいるが、ドライプルーンは「鉄」の他にも、ビタミンA、カリウム、カルシウムが濃縮して大量に含まれる「健康食品」である。食物繊維の「ペクチン」も多く含まれ、緩下作用も強力だ。
また、万病の一因とされる活性酸素を除去する「クロロゲン酸」も含まれている。
漢方の最古の聖典「黄帝内経」には「肝を養う」とあり、「医林纂要」には「肝を養い、肝熱を治し、瘀血を除く」(肝臓の働きや血液の循環をよくして、瘀血<血行不全=肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせ、生理不順、生理痛>に効く)と書かれている。
<民間療法>
①二日酔=スモモ2~3個を生食する。クエン酸、リンゴ酸などの有機酸が肝臓の働きを促進し、利尿も促して二日酔に効く。
②便秘=紅茶2杯を鍋に入れ、ドライプルーン2~3個を加えて煮つめ、黒砂糖を加えて少し冷ましてから紅茶と共に食べる。
◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「コロナは恐くない 恐いのはあなたの『血の汚れ』だ」(青萠堂)。











