NHK大阪放送局は5日、大阪市の同局で局長定例会見を開き、今夏、第100回目を迎える全国高校野球選手権大会(8月5日開幕)で、名古屋放送局の澤田彩香アナウンサーがラジオ実況を担当すると発表した。

 今大会では出場校が56校に拡大されるため、試合数の増加や大会期間が長くなる。その対応として同局は、前回を上回る30人超の実況担当アナを投入。このうち今回が甲子園初実況となるのは中村信博アナ(津放送局)、北嶋右京アナ(新潟放送局)、澤田アナの3人。この中でやはり注目を集めるのは紅一点の澤田アナだ。

 澤田アナは3試合ほどラジオ実況を担当する予定だという。同局の女性アナの担当は1999年の藤井彩子アナ以来、19年ぶり2人目の快挙だ。

 また、女性アナは番組キャスターの役割も与えられることから、実況アナの育成に必要な現場経験が不足する側面もあるそうで「これまでも実況を希望する女性アナはいたが、なかなか現場経験ができなかった」(NHK関係者)。

 そんな逆境でも女性アナ投入には記念大会のためとみられてもおかしくないが、実はそうではない。他ならぬ澤田アナの実力と熱意だった。

 前出関係者は「学生時代から高校野球好きで、よく見に行っていたそうです。前任地の沖縄、名古屋でも実況経験がある。本人の強い希望もあるが、実力で選抜したものであり、100回記念大会だから女性を起用したということではありません」と勘繰りを一蹴。16年リオ五輪での現地キャスターとしての活躍も高く評価し、実力重視の抜てきであると語った。ラジオだけとはいわず、テレビでも実況する姿に期待したい。

 なお、歌手・福山雅治が手掛ける同局初の大会テーマソングのタイトルが「甲子園」に決まったことも併せて発表された。