大阪・泉佐野市の府道で13日の午前、崖からマイクロバスが転落したと119番通報があった。
大阪府警泉佐野署によると、同10時10分ごろ、付近の障害者就労支援施設「ささゆり作業所」の送迎バスが、片側1車線、幅約6メートルのガードレールのない道で脱輪、約5メートル下の雑木林に転落し、ひっくり返った。バスは施設に向かう途中で、運転していた男性(67)を含め、20~80代の男女18人が乗っていたが、全員救助された。17人が病院に搬送され、うち2人に骨折の疑いがあるという。
捜査関係者によると、事故のあった府道は「和歌山の打田方面から山を越えてくる車も多いので、交通量はそこそこある」という。事故現場は片側がガードレールがない崖で、反対側は山ののり面になっている。ドライバーにとっては圧迫感を感じることもあるようで「今回の運転手も『普段、対向車がいない場合はセンターライン寄りを走る』と話していた。対向車が来たので左に寄せたところ、脱輪して転落したようだ」と話す。
対向車がはみ出してきた可能性については「本人も、はみ出してきた対向車を避けようとして転落したわけではないと説明している」とのことで、同署は男性の運転ミスの可能性があるとみて、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いも視野に調べている。
大阪府と和歌山県は隣り合ってはいるものの、間に和泉山脈が横たわっており、意外と移動が困難だ。両県を結ぶ道路は、今年になって第2阪和国道(国道26号)、国道480号の整備が完了したが、国道371号など、まだまだ整備が進んでいない道路も多い。
地元民は「未整備の道路は、クネクネと曲がっていて道も狭い。停止して避けて待たないと対向できない道もある。でも、ほかに抜け道が少ないから交通量は意外と多い。対向車線をまたぎながら直線的に走ってる車もいる。ヒヤッとしたことはよくある」と明かした。
死者が出なかったのは不幸中の幸いなのかもしれない。












