ライオネル45%「Paya Paya」
2008年~10年に放送されたアニメ「うちの3姉妹」。その第30~107話でエンディングテーマに起用されたのが、ライオネル45%の「Paya Paya」(09年発売)だ。
前回取り上げた坂本真綾「ヘミソフィア」も強烈なインパクトを放つアニソンだったが、この「Paya Paya」は衝撃度で言ったらそれ以上かもしれない。別の言い方をするなら「ちびまる子ちゃん」で初めて「おどるポンポコリン」を聴いた時の驚きが、数倍になって襲いかかってきたような感じだろうか。
ちょっとシュールでナンセンスな歌詞が、ほんわかしたメロディーに乗ってキュートなボイスで歌われる。もちろんそれだけでは驚くほどのことではない。すごいのはアレンジである。
前半部はメロディーのイメージと同じく軽く弾むテクノポップ風サウンドなのだが、途中から演奏がとんでもないことになる。ドコドコドコドコとハイスピードで連打されるドラムに、ひたすらノイジーでゆがんだギターが音の隙間を埋め尽くす。まさにブルータルでアグレッシブなスラッシュメタルのビート。にもかかわらず、ボーカルは前半部と同じ調子で平然と歌い続けている。歌詞もほとんど意味不明だが、このサウンドアレンジの訳の分からなさは異常だ。
ボーカルだけでなく、この曲の作詞・作曲・編曲まで手がけたライオネル45%、恐るべし。参考までに、本人のファンなら周知の事実だろうが、このライオネル45%とは、相川七瀬の変名である。












